初心者のためのトラウト系ルアー釣り講座 いざ出発−対象魚

岩手の場合、寒冷な気候や山地が多く渓相にめぐまれているせいか、また、三陸沖が寒流と暖流のぶつかる地点で寒流に乗った魚も来るのか、北方系の魚もいるようです。通常北海道の魚と思われているカラフトマスなんかも上がってくるところがあるみたい。
ここでは、岩手でルアーで釣れる魚を中心に紹介します。
このデータは、WEB魚図鑑岩手県水産技術センター などの情報を元に作成してあります。(詳しいことを見たい方は、そちらもご覧ください)

ワンポイント サケ科の魚のワンポイント。ちょっとしたことだけど、参考になるかも。
視覚
いわゆる魚眼レンズなんで、近くのものほど大きく見え、遠くのものは余計小さく見える。
目のついてる場所にもよって死角も変わってくるけど、一般的に水面上は水の屈折率もあいまって、160度の広い視野がある。
したがって、水面上の約10度の狭い死角に入らないと、魚に見られてしまう危険も大きいけど、波などで正確な形はわかりづらいので、動きや振動も含めて、餌かそれとも危険なものかとか判断しているらしい。
色彩を認識できるので、カラーで見ている。

嗅覚
鼻の中で感じます。
降海したサケが、母川を見つけるのにも嗅覚を利用しているというくらい敏感らしい。
濁りの中でも餌をみつけられるくらい敏感。

聴覚
側線によって、水流や水圧の変化を感じます。
音も、水中では水圧の変化として伝わっていくので、敏感に感じ取るので、近づく際には気をつけないと...

遊泳能力
一般的に、
・巡航速度は体長の3倍
・瞬発速度は体長の10倍
と言われている。
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岩手県で釣れる魚
岩手県でルアーで狙える魚はいろいろいますが、その中でも狙うのはこんなところ?
 
サクラマス
岩洞湖
本流
渓流
サクラマス降海型がサクラマスで残留型(陸封型)がヤマメ。
体色は背面が暗青色、下面は銀白色。背面には少数の小黒色点がある。
背鰭に大きい1黒色斑がある。
歯は比較的大きい。
尻鰭の前部6〜7条がやや伸長する。
脂鰭の基底後端から先端までの長さは眼径とほぼ同長。
サイズ 70cmくらいまで
降海型の体は銀白色で鱗もはがれやすく、銀毛化(スモルト化)している。
残留型(陸封型)にあるパーマーク(幼魚斑)はない。
降海型は主に2年目の春に銀毛化(スモルト化)して降海し、通常海で1年間生活し、大型のマスに育って翌春に川(中には秋の産卵前に戻るものもいるらしい)に戻ってくる。(銀化して降海する個体は、岩手ではヒカリと呼ばれる)
残留型はほとんど雄で、降海型の大半は雌だが、北に行くほど降海型が増え、北海道では雄でも降海する。(反対に西日本では雌でもほとんど降海しない)
また湖で大型化するものもいて、降海型と同じようになり、降湖型と呼ばれたりする。
60〜70cmくらいの大きさになるが、岩洞湖の場合はアベレージサイズは30〜40cm台。
産卵・放精後は死んでしまう。
 
ヤマメ
岩洞湖
本流
渓流
ヤマメ降海型がサクラマスで残留型(陸封型)がヤマメ。
体色は銀白色で背面はやや黒色を帯びる。
体側にはやや大きい白色斑紋が散在する。
背鰭の後縁が黒い。
口は大きく、上顎の後端は眼の後方に達する。
尻鰭を倒したとき、その前部の鰭条の先端は最後部のものよりも後方に伸びる。
体側に8〜10個の小判状の斑紋(パーマーク=幼魚斑)があって、赤色斑点がまったくないのが特徴。
生後2〜3年で成熟するが、幼魚斑は消えない。
産卵・放精後はほとんどが死ぬが、たまに生き延びる魚体もいるらしい。

ヤマメ・サクラマスに関しては、区別の難しいものもいる。
2年目の春に銀毛化(スモルト化)して降海するやつは、岩手ではヒカリというけど、その他にも、本流や秋口の渓流で銀毛化してるけどうっすらとパーマークの残ったヤマメを見ることがある。これは湖のサクラと同じように、海には下りないけど、本流で銀毛化した、本流ヤマメなのでしょう。
 
イワナ (エゾイワナ)
岩洞湖
本流
渓流
イワナ降海型はアメマスで、陸封型がエゾイワナ。
色は背部が黒褐色、腹面は灰白色を呈する。
体側には白色の円形斑紋が散在する。
体側には不明瞭な黒色の小判状斑紋(パーマーク)がみられる。
口は大きく、上顎の後端は眼の後方に達する。
尻鰭を倒したとき、その前部の鰭条は最後部のものよりも後方にのびる。
サイズ 50cmくらいまで
体側に有色斑がなく、瞳と同程度の大きさの白色斑が散在するのが特徴だが、不明瞭な黒色の小判状斑紋(パーマーク)も残っている。
河川に残留するものと降海するものがある。
数種の亜種があり、斑紋の大きさや色で区別されているが、同一河川でもタイプの異なるものがある。
岩手県内の河川ではほとんどが白色斑を有するもの。
イワナ類は、分類がはっきりしない状態で、亜種をどう分類するかが定まってない。
また、川ごと、住んでる場所ごとに遺伝形質が違ったりするらしい。
とりあえず岩手ではアメマス系のエゾイワナが主流らしいけど、ニッコウイワナなどもいるらしい。
 
アメマス
岩洞湖
本流
渓流
アメマス降海型はアメマスで、陸封型がエゾイワナ。
体色は銀白色で背面はやや黒色を帯びる。
体側にはやや大きい白色斑紋が散在する。
背鰭の後縁が黒い。
口は大きく、上顎の後端は眼の後方に達する。
尻鰭を倒したとき、その前部の鰭条は最後部のものよりも後方にのびる。
サイズ 70〜80cmくらいまで
体側に白色斑が散在するのが特徴。この白色斑は残留型よりもやや大きく、瞳より大きくなり、小判状斑紋(パーマーク)は残ってない。
生後3年の春に体長15cm以上になって銀毛化して降海し、沿岸域で成育する。
降海する割合は南で少なく、北方ほど多くなる。産卵期は秋で、サケなどとは異なり産卵後も死なずに翌年も再び産卵に加わる多回産卵型のものがある。また、複数回海と川を往復する個体もいる。
ジャンプ力は日本産サケ科魚類中もっともあると考えられている。
 
ニッコウイワナ
岩洞湖
本流
渓流

山梨県富士川・鳥取県日野川以北の本州各地。夏の最高水温が15度以下の河川の上流部や山間の湖にすむ。
体側に有色斑点があり、多くの白色斑点があり、頭部の白点は吻端にまでおよばないのがニッコウイワナ。
 
ニジマス (移入種)
岩洞湖
本流
渓流
体の側面に幅広い赤色縦帯があるが、赤色点はない。
体の黒色点は小さくて数が多く、尾鰭にも多数散在する。
脂鰭は短い。
サイズ 60cmくらいまで
体の側面に幅広い赤色縦帯があり、多数の小黒点が散在するのが特徴。原産地は北アメリカだが、現在は各地で養殖されており、一部の河川では自然繁殖もしている。ヒットすると走り回ったりジャンプしたりとけっこう派手にあばれる。
ドナルドソンやホウライマスもニジマスの一種。
北米で降海するのは、スティールヘッドっと呼ばれ、75cmくらいにもなるが、中には1.1mくらいまで大きくなるのもいるらしい。
本来ニジマスは、ゆったり流れる大河を伝って降海・遡上し産卵するため、急流が多く堰堤やダムの多い日本の河川ではあまり産卵せず、遡上も行われない。障害物のない北海道の一部の河川では、自然繁殖しているらしいが、岩手あたりで釣れるのは、放流または養魚場などから逃げ出した個体と思われる。
 
ヒメマス
岩洞湖
本流
渓流
ベニサケの陸封型。
体は背面が青黒色で、腹面は銀白色。体には黒色点がない。
尾鰭には黒色点がなく、銀色放射条もない。
鰓耙は細長く密生する。
サイズ 40cmくらいまで
ベニザケは湖より上流の川に産卵し、孵化後、その下流の湖で1年から数年過ごしたあと海に下って、また数年過ごす。
このときに海に下らずに、湖で成熟するのがヒメマス。
ヒメマスの体は一様に銀白色だが、体背部や背鰭に小黒点を持つものもいる。
陸封型は、ふつう40cmくらいまで。
海と川と湖と更に上流の川という環境が日本にほとんどないため、普通見るのは放流物。
岩手でも、湖に放流された個体が中心。
 
カラフトマス
岩洞湖
本流
渓流
体色は背面が青黒色、腹部が銀白色。
尾鰭にやや大きい黒色点が散在する。
鱗は小さく、剥がれやすい。側線鱗数はサケ・マス類中最も多い。
成熟した雄は背鰭の前方が高く盛り上がる。
サイズ 60cmくらいまで。
日本海、オホーツク海、三陸地方以北の魚だが、岩手県内の河川にもごくわずかにそ上する。
 
ギンザケ
岩洞湖
本流
渓流
体色は背面が青黒色、腹部が銀白色。
背部に虫食い状に黒点が散在する。
鱗は小さく、剥がれやすい。
サイズ 70cmくらいまでだけど、岩手では養魚場から逃げ出した20〜30cmのものが釣れる程度。
千島からバハカリフォルニアまで生息するが、本来日本には遡上しない魚。(いるのは養殖物)
淡水の養魚場で孵化・育成し銀化させた後、海中生簀で養殖・出荷というサイクルが行われている。
淡水の養魚場から逃げ出した個体や、たまに生簀から逃げ出した個体が釣れる。
昆虫の他、魚食性も強い。
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他県で釣れる魚
他の地方では、イワナやヤマメの仲間(別な亜種)がいます。
日本のイワナは、オショロコマ、ミヤベイワナ、アメマス、ヤマトイワナ、ニッコウイワナ、ゴギに分類されるようで、生息域なども違ってきます。エゾイワナはアメマスの陸封型になりますから、この場合はアメマスに数えられるのでしょう。
 
オショロコマ
北部北海道にすむ。
体側に5〜10個の薄いパーマークがならび、赤色点が散らばる。一部を除き、北海道のものは、ほとんど降海しない。
 
ミヤベイワナ
北海道、然別湖固有種。湖で生活し産卵期に流入河川に遡上する。
オショロコマの亜種。よく似るが胸鰭が、やや長くて、胸鰭先端は胸鰭基底と腹鰭起部の中間点に達する。あと外観上の区別点はない。また鰓耙数が多くなっており、湖に多いプランクトン食に適応したのではないかと考えられる。
未成魚は銀白色だが成熟すると、パーマークがあらわれることが多いようだ。60cmを超えるものも報告されたことがあったが、いまは、かなり小さくなっている。
 
ヤマトイワナ
神奈川県相模川以西の本州太平洋岸、琵琶湖流入河川、紀伊半島。最高水温が15度以下の河川の上流域にすむ。
体側に白色斑がなく、橙色の斑点が側線の上下に多い。
 
ゴギ
岡山県吉井川・島根県斐伊川以西の中国地方。最高水温が20度以下の河川の上流域にすむ。
体側に多くの白色点と有色斑点をもつことで、ニッコウイワナと、よく似るが、白点が頭部背面から吻端にまでおよぶ。

ヤマメは、サクラマス・ヤマメとサツキマス・アマゴとビワマスの3亜種
ビワマスは琵琶湖特産。東日本に多いのがサクラマス・ヤマメ。西日本に多いのがサツキマス・アマゴで、朱点があればアマゴ、なければヤマメ。
 
サツキマス
静岡県以南の本州の太平洋・瀬戸内海側、四国、大分県、宮崎県。湖、ダム湖、川の中流、下流から沿岸にあらわれる。
降海のために、パーマークが消え、銀毛化したものをサツキマスという。
アマゴ/サツキマスは、あまり降海型がでなくて、ほとんどが河川残留型のアマゴ。
銀毛化していても、朱点は残っていることも多い、銀色の鱗で見にくいことがある。
 
アマゴ
静岡県以南の本州の太平洋・瀬戸内海側、四国、大分県、宮崎県。河川の上流域、いわゆる渓流にすむ。
河川残留型がアマゴで、降海型や降湖型はサツキマスと呼ばれる。
体側に7〜11個の暗青緑色の小判型の斑紋、パーマークがある。これは幼魚斑で、ふつうは未成熟個体にしかないのだが、陸封型、河川残留型のアマゴは、成熟しても、このパーマークがある。反対にいえば、パーマークのあるのがアマゴで、パーマークが消え、降海のために銀毛化した個体をサツキマスとよぶ。背側には小黒点が散らばり、体側には朱点が散らばる。ヤマメと外見上の違いは、この朱点があるかないか。
 
ビワマス
琵琶湖固有種。栃木県中禅寺湖、神奈川県芦ノ湖、長崎県木崎湖にも移植。河川残留型も報告されているが、ほとんどが琵琶湖に降る。
アマゴ、ヤマメに比べて眼が大きく、顔が優しく見える。体側の朱点は全長20cmになると消失する。
9月〜11月に産卵のため琵琶湖より流入河川に遡上する。アマゴのいる上流域までは遡らないという。産まれた稚魚は翌年の5〜6月に全長10cmほどで疑似スモルト(銀毛)になり梅雨の増水で、すべてが降湖する。

他の地方ではこんなのも釣れるらしい。
 
イトウ
かつては本州北部にもいたが、いまでは北海道の北部に限られる。
体は細長く、頭部は側扁せず、頭頂部は平らである。頭部から体背面には小黒点がちらばる。背鰭は吻端と尾鰭基底の中間くらいにあり、尾鰭後縁の切れこみは深い。全長15cmくらいまで、体側に7〜10個ほどのパーマーク(小判型の暗色斑=幼魚斑ともいう)をもつ。
日本最大の淡水魚ともいわれ、古くは全長2mという記録もあるようだが、いまではメータークラスも少なくなった。
 
ブラウントラウト (移入種)
日本では北海道に多い。
中禅寺湖や秋田の雄物川水系、山梨の桂川水系などでも自然繁殖している。
外来魚で、体色は緑っぽい茶色で、ブラウントラウトと呼ばれる。体側には大きな黒斑と白く縁取られた赤色斑がちらばり派手な斑紋だが、変異が大きい。尾柄部が高い。降海型は銀白色になる。獰猛で魚食性が強く、ルアーやフライの対象魚に喜ばれる。
降海型はシートラウト。
 
カワマス (移入種)
北米大陸東部の原産。本州中部以北に見られる。山間の冷水域にすむ。
サケ科のイワナ属で、日本のイワナ属魚類と、よく似ているが、背鰭に虫食い状の斑紋があり、体背部にも虫食い状の斑紋があって、すぐに見分けられる。また腹鰭、臀鰭の前縁は白く、その後ろは黒くなっている。尾鰭後縁の切れ込みは浅い。大きくなると尾鰭に黒い網目状の模様ができる。体側の斑紋は派手で複雑である。暗褐色の地色に黄色斑と赤色斑があり、赤色斑は暗色で縁取られた眼状斑になる。
ブルックトラウトとも呼ばれる。
 
シロザケ
日本で代表的なサケです。
ほとんどの川では釣ることができませんが、一部の川では許可されてたり、申請して釣りしたりできるところがあります。
 
レイクトラウト (移入種)
北米大陸北部のカナダ、アラスカ、5大湖周辺や北部の州原産で、その後ヨーロッパや南半球にも移植された。
あまり扁平せず、円筒形の細長い体形をしている。
最大1.5mにもなる大型種。
寿命が長く、一説では50年とも言われている。
日本では中禅寺湖に放流されている。
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その他のサケ・マス類
日本ではあまり釣れないけど、海外ではこんなのも釣れるたしい。
マスノスケ
北太平洋の南カリフォルニアから日本海北部にかけて分布。
一般は90cm程度が多いけど、体長1m以上の大物もいて、中には150cm近い個体が釣れたこともあるらしい。
キングサーモンとも呼ばれる。
アラスカあたりが有名。
海洋生活は2〜5年。

ベニザケ
ヒメマスの降海型。
千島列島からカリフォルニア以北の上流に湖のある川に遡上する。
生後3〜7年で成熟するが、最初の1〜3年は湖で暮らした後、降海する。湖での生活中はヒメマスと区別がつなかい。

スティールヘッド
ニジマスの降海型
カリフォルニア南部からアラスカ南部、カムチャツカにかけて分布。

他にもサケ・マス類はいるけど、とりあえずこんなところ?
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