Yuu's Room

登山について


日光奥白根山
日光奥白根山

 学生時代の一時期、時々丹沢などで山登りをしたときがあった。何がきっかけか覚えていないけど、たぶん山の見えないところでの生活が続いたためだろう。私の育った盛岡市は回りを山に囲まれた街で、季節によって白から茶色、碧、緑、紅、黄と変わる山々がすぐそばにあり、木々の緑、川の水の流れなど、自然が感じられる街だった。当時市川に住んでいたけど、山や自然を見たくて行ったんだろうと思う。

尾瀬 燧ケ岳
燧ヶ岳

 早起きして電車やバスを乗り継いで丹沢のヤビツ峠に着くと、そこから表尾根コースを歩いたり、大倉から鍋割山に登ったりなどした。当時ヤビツ峠まで行くバスは午前中1本しかなく、それに間に合うように頑張って早起きをして行った。途中乗降可のバスで狭い山道を登っていき、ヤビツ峠で降りると、そこで飲み水の補給。そこから二の塔、三の塔と尾根沿いに登っていく。途中で花が咲いてれば写真を撮ったりしながら登り、山小屋で休んだり(ジュースとかを譲ってくれる。高いけどボッカがここまで持ってくることを考えるとしょうがない)、見晴らしの良いところでゆっくりしながら登っていった。そしてこのコースの一番高いポイント、塔の岳の頂上の開けているところで、お湯を沸かしてお茶を飲んだり、ラーメンを食べたり。ここまで我慢してきたタバコの一服がうまい。ゆっくり回りを見ながら休んだ後は、大倉尾根を通って下山。大倉に着くちょっと前のところに出ている売店で氷を食べても良いし、下に降りてから飲むビールもうまい。我慢して市川まで帰り、そのまま飲み屋へ直行なんてこともあった。また、大倉から鍋割山に登るとき、梅雨明けで登山道が荒れていて道を間違 い、隣の山に登ったこともあった。崖を降り沢を渡って元の山に戻り、急斜面を登って登山道に復帰なんてこともあった。今になっては懐かしい記憶という感じ。


尾瀬ヶ原
尾瀬ヶ原

尾瀬 燧ケ岳
燧ヶ岳

 車とテントを使って日光と尾瀬を回り、奥白根山と燧ヶ岳に登ったこともあった。尾瀬の中はキャンプしながらの縦走だったので結構きつかったのも良い思い出。
 日光奥白根山に登ったときは、天気が崩れてきたため予定のコースを辞め、エスケープルートとして考えていた早く降りられるコースを降りたが、雨の中普通の道路に出たときには一日一本のバスは行った後。びしょぬれ状態で近くのドライブインで雨宿りをしながら「峠一個歩いて行くしかないね」といっていたら、親切な人が私たちの車をおいていたところまで、つれていってくれた。その後は尾瀬に向かい大清水のキャンプ場で一泊した後尾瀬ヶ原へ。見晴キャンプ場でもう一泊してから、燧ヶ岳に登った。 テントはじめキャンプ用品一式を背負っての登山というのがいかにきついかがよく判った。途中バテバテで大変だったけどどうにか登って後ちょっとで頂上という辺りで、福島の人が「転んで缶ビールに穴があいてしまって、持っていけないから飲みませんか」とビールをくれた。うまかった。代わりのように頂上で相棒が転んでウイスキーのビンを割ってしまい、こちらは当然飲めなかったのが、なんかおかしかった。そのあと、谷間に残る残雪(8月1日だったけど、まだ少し残っていた)を見ながら尾瀬沼方面に下山。本当はそこで一泊予定だったけど、泊まるのをやめて途中ヒッチハイ クをしながら車のところまで戻るという旅だった。

 結局、アルプスには行けないまま社会人となって、その後ずっと登山から遠ざかっていたが、去年久しぶりに岩手県の早池峰山に登った。
見晴らしの良い尾根や頂上からの景色を楽しんだり、ピークでの一服、お茶をわかして飲んだりというのは、やっぱり気持ちがいい。今年こそ、岩手山・鳥海山・駒ヶ岳はじめ、いろいろな山に登りたいと思っている。

早池峰山登山へ

(1997.4.10更新)